アメリカの中でも多国籍な州、ハワイに住む人々の人種と人口割合を発表
ハワイは、アメリカの中でもどんな州なのでしょうか。ハワイ州の特徴、そしてハワイに住む人種や人口、ハワイ諸島の島別の人口などをまとめ、ハワイ諸島に住んでいる人々をこの記事では紐解きます。
ALOHA〜♪
アメリカの中でも多国籍な州、ハワイ諸島にはどんな人種が住んでいて、人口はどのくらいなのかご紹介します♪
アメリカ合衆国の中の立ち位置
一般的なイメージで定着している「ハワイ」はハワイ諸島のことで、アメリカ合衆国のハワイ州です。
ハワイ諸島には、ワイキキビーチで有名なオアフ島、活火山のあるハワイ島、観光に人気のカウアイ島やマウイ島、モロカイ島などがあります。後の項目で、それぞれの島に何人の人口が住んでいるのかもご紹介します。
こちらのアメリカ合衆国の地図の中で、左下にハワイは記載され、Pacific Ocean(太平洋)に囲まれていて、アメリカの本土からは少し遠い場所に位置していることがわかります。
【アメリカの全部の州の中でも、ハワイ州はどんな特徴があるのか】
- アメリカの本土から、約3,220km離れた太平洋にある
- いろんな州がある中で、ハワイ州は一番最後にアメリカ合衆国に仲間入り
- 40番目に人口が多いのがハワイ州
- 島が集まってできているので、面積が8番目に小さい州
- 人口密度が13番目に高い州
昔はハワイ王国だったという歴史もあり、独特の伝統と文化、言語を現在でも守り続けているのがハワイ州です。
独特の文化や伝統を持つハワイ
ハワイにはどんな人種の人たちが暮らしているのでしょうか。
ポリネシアンと呼ばれる人たちが住むことでも認知されています。ポリネシアはギリシャ語で「多くの島々」という意味を持ちます。
太平洋諸島の中でも、ハワイ、ニュージーランド、イースター島を結ぶ約8000kmの巨大な三角形の内側に位置する島々に住んでいる人たちを「ポリネシアン」と総称し、その巨大な三角形の地域はポリネシアン・トライアングルと呼ばれています。そして、この地域では独特の伝統がまだ色濃く残っていて、古代のタトゥーや踊りの文化が今も根付いて継承されています。
2020年度に集計したハワイに住む人種の割合
米国国勢調査局によると、2020年のハワイの人口は約145 万人でした。
最も多い人種はアジア系のアメリカ人
上記は2020年の人種の割合のデータのランキングです。実はアジアを祖先のルーツに持つアジア系アメリカ人がハワイで一番多く、総人口の36.53%を占めていました。
36.53%の内訳を見てみましょう。フィリピン系アメリカ人が約15%、日系アメリカ人は約14%、中国系アメリカ人は4%、韓国系アメリカ人は2%となっています。
2番目に多いのが白人
アジア系のアメリカ人の次に多いのは、白人で21.6%です。ハワイに実際に足を運んでみても、アメリカ本土よりも白人が少ないという印象を受けます。
3番目に多い人口は「Multi-Race」と呼ばれる混血
英語で「Multi-Race」と呼ばれる2つ以上の人種がミックスされた混血の人たちは20.66%いて、3番目に多くなっています。ハワイ州はアメリカ合衆国なので、アメリカ本土のように祖先をたどると2つ以上の様々な人種がミックスされた混血を自覚している人は多いです。
4番目に多い人口はネイティブハワイアン
ハワイ先住民とパシフィック アイランダーと呼ばれるサモア、トンガおよびフィジーの太平洋から来た人々と合わせた人口が10.24%います。
また、5番目にヒスパニック系またはラテン系の人々が多く、人口は 9.55%です。
ハワイのアジア系アメリカ人
アメリカ合衆国の中でもアジア系アメリカ人として自らが認めている人々が1番多い州は、もしかしたら唯一ハワイ州だけといえるかもしれません。
全体を見てもアジア系アメリカ人と多民族系のアメリカ人の割合が高くなっていて、ハワイ諸島はかなり多国籍です。
歴史的な背景から見ても、日本に祖先のルーツを持つ日系人も多く住んでいるので、ハワイに日本人は住みやすいといえます。
ネイティブハワイアンとハワイの先住民
2020年の時点の人口を発表したデータでは、ネイティブのハワイ出身のアメリカ人は、全体の人口の 10.24%を占め、でした。その中でもハワイの先住民は人口の5.9%です。
ハワイの島別の人口
ハワイ諸島の島別の人口のランキング
主要な島で人口を比べてみましょう。2020年時点のデータでは、以下のような人口ランキングになっています。
- オアフ島(Oahu) – 953,207
- ハワイ島(Hawaii) – 186,738
- マウイ島(Maui) – 144,444
- カウアイ島(Kauai) – 66,921
- モロカイ島(Molokai) – 7,345
- ラナイ島(Lanai) – 3,135
- ニイハウ島(Niihau) – 170
- カホオラウェ島(Kaho’olawe) – unpopulated
主要の8つの島の中でも、人口の割合が全然違うのがわかります。
一番、人口が多いのはオアフ島
ハワイ諸島で一番人口が多い島はオアフ島です。次いで人口が多いのは、面積が一番大きい別名ビッグアイランドとも言われるハワイ島で、3番目に人口が多いのはマウイ島になります。
最後から2番目の170名しか住んでいないニイハウ島は、ハワイ諸島の中でもロビンソン家という一家が持つ個人所有の島です。ハワイ諸島の主要8島で最西端の島で、カウアイ島から南西27kmにあり、面積は179.9kmです。
人口が「unpopulated」、つまり無人島のカホオラウェ島は、面積は約116kmのマウイ島の沖合13km程にあるハワイ諸島で一番小さい島です。歴史的に見るとカメハメハ3世がこの島を流刑地として使用していました。また戦争の影響で不発弾が多く埋まっていると言われていて、現在は無人島で観光客は行くことができません。
まとめ
ハワイの人種について、本記事では解説しました。地理的な背景や歴史から独特な文化を守り続けるハワイの魅力は、多国籍に人々を受け入れるアロハスピリットともいえます。
ぜひ、ハワイ諸島の魅力を現地で味わってみてください。
ハワイには伝統と文化を継承する人たちが残っています。
挨拶には、ALOHA〜♪(アロハ)
お礼には、MAHALO〜♪(マハロ)
現地でぜひハワイ語で、言ってみてください。