ハワイのウミガメ、浅瀬やビーチで一緒に泳ぐことができる大自然の奇跡
ハワイにはハワイの固有の種のウミガメが生息しています。ビーチではしばしばウミガメが日光浴をしている場面に遭遇することができます。
ワイキキから離れたビーチで浅瀬に入ったときに、ふと気づくとウミガメが隣を泳いでいたということも体験したことがある人が多いのではないでしょうか。
ALOHA〜♪
ハワイ語で、”Honu”と呼ばれるウミガメ。海の守護者と信じられ、ハワイアンジュエリーやハワイアンキルトでよくモチーフにされています。
本記事ではハワイの固有種のウミガメや、実際にハワイに生息しているウミガメに出会いやすいビーチをご紹介します。
ハワイの海で出会うことができるウミガメ
ハワイではどんな意味に捉えられているか?
ハワイ語でウミガメは”ホヌ”と呼ばれ愛されています。
ハワイの固有種であるウミガメは、ハワイの文化的伝統において重要な役割を果たしています。
先住民族の時代、ウミガメは宗教儀式に使用されたり、釣り針、道具、薬や宝石を作るために捕獲されました。ホヌ (アオウミガメ) とエア (タイマイ) は、ハワイの聖歌でも登場します。
一部のハワイアンはウミガメを「アウマクア」と呼び、精神的な保護者として今でも崇拝しています。
ハワイに生息するウミガメの種類
ハワイで有名なアオウミガメ
アオウミガメ(英語名:Caretta caretta)はハワイで最も一般的です。
ハワイ語で「ホヌ」と呼ばれるアオウミガメは、休息と体温調節のために陸上で日光浴をします。ハワイ原産のウミガメは世界最大の硬い甲羅を持ち、体長は1.2m、体重は 135キロを超えます。
アオウミガメは青くはない
その名前から青いと思われがちのアオウミガメですが、実は甲羅の色は、黄色と薄茶色の縞模様のある茶色から黒まであり、甲羅(底部の殻)は淡い黄色です。
大人になるとになると主に藻類や海草を食べ、脂肪層が緑色に変わるので、その脂肪の色から「アオウミガメ」と呼ばれました。
絶滅危惧種のアオウミガメ
アオウミガメが巣を作り繁殖する場所の96%が北西ハワイ諸島のフレンチ フリゲート ショールズにあります。フレンチ フリゲート ショールズのサンゴ環礁全体が自然保護区の中にあるため、現在は立ち入りは研究者に限られています。
アオウミガメの個体数はゆっくりと増加していますが、営巣するメスが4,000未満と少ない絶滅危惧種です。
ハワイ島周辺で生息するタイマイ
タイマイという種類のウミガメ は、絶滅危惧種に指定されていて、ハワイ諸島のハワイ島周辺でよく見られます。ハワイ諸島に生息する個体数はごくわずかです。 現在、数は増加していません。
古く2億年以上前からハワイのウミガメは生息していた
最も古いカメは 2 億年以上前に生きていたとされています。その種類は、絶滅の危機に瀕しているオサガメ (Dermochelys coriacea)とオリーブ リドリー カメ (Lepidochelys olivacea) です。どちらの種もハワイ諸島の固有種です。
前章で記述したアオウミガメとタイマイは、4000万から5000万年前にこの種として進化し、今もハワイの海に生息し続けています。
ウミガメが泳いでいて顔を出すとき
ウミガメは爬虫類に分類されます。ハワイの海で泳いでいると、隣でウミガメが息継ぎをしている姿を見ることがあります。ウミガメの肺は甲羅の3分の2の長さで、個体の大きさにもよりますが、何時間も水中にいることができます。ハワイのアオウミガメが潜っていられる時間は 長くて5 時間とされています。
ウミガメに出会いやすいビーチ
カイルアビーチ
カイルアビーチ、ノースショアにあるラニアケアビーチなどで野生のウミガメが、甲羅を干しに陸にあがる姿が間近で見られます。
ノースショアにあるラニアケアビーチ
ビーチにウミガメの保護団体のボランティアスタッフがいる場合は、人がむやみに近づかないようにウミガメの周辺2mあたりに赤いロープをはって守っていることもあります。
ハワイのウミガメに餌をあげると罰金
注意が必要なのは、ウミガメはハワイ州の特別保護動物なので、触ったりエサをあげたりすると$1000以上の罰金を課せられる場合があります。
ただ、海で泳いでいると向こうから近づいてくれることがありとてもフレンドリーです。
まとめ
ハワイではウミガメやイルカと泳ぐツアーやウミガメ観測のツアーもありますが、偶然ビーチでウミガメとビーチで出会えることも少なくはありません。
また、ハワイアンジュエリーのモチーフとしても人気です。
見つけたら幸運を呼ぶウミガメ、ぜひハワイ諸島のビーチで出会ってください。